読むこと(参考図書)

CWS創作学校のキャッチフレーズは「読んで読んで書く! 書いて書いて読む!」

CWS創作学校のテキストには、毎回、参考にしてほしい本のタイトルが紹介されています。長いもの、いくぶん難解なもの、テキストにオススメの理由が書かれているものなど、必読書の一覧ともいえます。かならずしもすべてを読む必要はありませんが、本校を受講している方、あるいは受講していない方も、参考図書としてご活用ください。

参考図書

参考図書の探し方

amazonで購入することができます
★図書館を利用しましょう
青空文庫の利用もオススメします。青空文庫には、作者の死後50年を経て著作権の消滅した作品と、著作権者が「インターネットを通じて読んでもらってかまわない」と判断した作品が収められています。誰でもが無料で利用できます
★古書店のウェブページ、日本の古本屋などで探してみるのも楽しいものです
★参考図書は、手に入りやすい文庫本を中心にまとめました

創作入門コース

STEP1

第1回 「小説」に必要なもの――まず「お話」をつくってみよう!

  1. 『ミザリー』スティーヴン・キング著 矢野浩三郎訳(文春文庫)
  2. 『コインロッカー・ベイビーズ』(上・下)村上龍(講談社文庫)
  3. 『鉄道員(ぽっぽや)』浅田次郎(集英社文庫)

第2回 「小説」の三大要素はこれだ!――会話文を書いてみる

  1. 『ノルウェイの森』(上・下)村上春樹(講談社文庫)
  2. 『三年坂』伊集院静(講談社文庫)

第3回 「描写」の練習――おいしい料理をいかに「おいしく」伝えるか

  1. 『戦後短篇小説再発見(全10巻)』(講談社文芸文庫)

STEP2

第4回 「人称」は大事!――「彼」と書くか、「私」と書くか

  1. 『掌の小説』川端康成(新潮文庫)

第5回 「文体」について――語りに意識的になってみる

  1. 『くっすん大黒』町田康(文春文庫)
  2. 『卍』谷崎潤一郎(新潮文庫)
  3. 『最後の息子』吉田修一(文春文庫)
  4. 『青春デンデケデケデケ』芦原すなお(角川文庫)

第6回 まとめ――掌篇をひとつ書いてみる

  1. 「図書目録」

※文庫本の図書目録は出版社別に無料で配布されています。扱っていない書店もありますので、行きつけの書店に問い合わせてみてください

創作ベーシックコース

STEP1

第1回 小説のルールと避けるべき事柄――「月」をテーマに掌篇を書いてみる

  1. 『小説――いかに読み、いかに書くか』後藤明生(講談社現代新書)
  2. 『文章読本』谷崎潤一郎(中公文庫)
  3. 『それでも作家になりたい人のためのブックガイド』渡部直己+絓秀実(太田出版)

第2回 名作を書き換えてみよう――名随筆家の文章を「わたし」流に

  1. 『みそっかす』幸田文(岩波文庫)
  2. 『ノラや』内田百閒(中公文庫)
  3. 『ピクニック、その他の短篇』金井美恵子(講談社学芸文庫)

第3回 効果的な書き出しと結末――長篇用・短篇用、それらの冒頭の違いとは?

  1. 『草枕』夏目漱石(新潮文庫)
  2. 『豊饒の海(第一巻「春の海」)』三島由紀夫(新潮文庫)
  3. 『アメリカの夜』阿部和重(講談社文庫)
  4. 『物語批判序説』蓮實重彦(中公文庫)
  5. 『岬』中上健次(小学館文庫)
  6. 『アカシア』クロード・シモン著 平岡篤頼訳(白水社)
  7. 『伴侶』サミュエル・ベケット著 宇野邦一訳(書肆山田)
  8. 『柔らかい土をふんで、』金井美恵子(河出文庫)
  9. 『公爵夫人邸の午後のパーティ』阿部和重(新潮社)
  10. 『光の領分』津島佑子(講談社文芸文庫)
  11. 『夜明けの家』古井由吉(講談社)
  12. 『トパーズ』村上龍(角川文庫)
  13. 『この人の閾』保坂和志(新潮文庫)
  14. 『ナチュラル・ウーマン』松浦理恵子(河出文庫)
  15. 『最後の吐息』星野智幸(河出書房新社)

STEP2

第4回 「私」の作品を読み返し、「私」の暴走を抑えよう――第1回課題「月」の作品に手を入れてみる

課題図書はありません

第5回 会話文をどう書くか――会話文の種類、その使い方について

  1. 『小春日和』金井美恵子(河出文庫文芸コレクション)
  2. 『春琴抄』谷崎潤一郎(岩波文庫ほか)
  3. 『オペラ・オペラシオネル』蓮實重彦(河出文庫)
  4. 「幽(かすか)」(『幽・花腐し』)松浦寿輝(講談社文芸文庫)

第6回 複数の登場人物を動かしてみる――視点の定めかた――同じ場面を別の視点で書き分けてみると?

課題図書はありません

STEP3

第7回 比喩の使い方──「比喩」はさじ加減がムズカシイ

課題図書はありません

第8回 対象を詳しく書く――とことん「部屋」を描いてみる

課題図書はありません

第9回 なぜ小説を書くのか──原稿用紙20枚の自由作品を仕上げる 

課題図書はありません

創作コース

第1回 「作者=読者」の位置に立て――「こんな夢を見た」という書き出しの掌篇を書いてみる

  1. 『法王庁の抜け穴』アンドレ・ジッド著 石川淳訳(岩波文庫)
  2. 「私」(『潤一郎ラビリンス第八巻)』)谷崎潤一郎(中公文庫)
  3. 『僕は模造人間』島田雅彦(新潮文庫)
  4. 『夢十夜』夏目漱石(岩波文庫)

第2回 夢は「夢らしく」描け――読み手に「イヤな奴」だと思わせる登場人物を描く

  1. 『ナチュラル・ウーマン』松浦理英子(河出文庫)
  2. 『罪と罰』(上・下)ドストエフスキー著 工藤精一郎訳(新潮文庫)
  3. 『異族』中上健次(小学館文庫)
  4. 『破壊しに、と彼女はいう』マルグリット・デュラス著 田中倫郎訳(河出文庫)

第3回 描写→読者→感情の回路――第1回課題「夢」の作品に手を加えてみる

  1. 『柔らかい土をふんで、』金井美恵子(河出文庫)
  2. 『愛の完成 静かなヴェロニカの誘惑』ムジール著 古井由吉訳(岩波文庫)
  3. 『斜陽』太宰治(新潮文庫)

第4回 登場人物の造形法I――オーバーに描け――「雨」の降るシーンをどう書くか

  1. 『キッチン』吉本ばなな(角川文庫ほか)
  2. 『変身』カフカ(新潮文庫ほか)
  3. 『風の歌を聴け』村上春樹(講談社文庫)
  4. 『杏子・妻隠』古井由吉(新潮文庫)

第5回 登場人物の造形法II――「衝突」の効果――コントラストのつけかた

  1. 『それから』『坑夫』『坊っちゃん』いずれも夏目漱石(岩波文庫ほか)
  2. 『感情教育』(上・下)フローベール著 生島遼一訳(岩波文庫)
  3. 『風の歌を聴け』村上春樹(講談社文庫)
  4. 『死の棘』島尾敏雄(新潮文庫)

第6回 登場人物の造形法III――脇役はなんでも知っている――「心内語」のうまい使いかた

  1. 『行人』夏目漱石(岩波文庫ほか)
  2. 『ボヴァリー夫人』(全2冊)フローベール(岩波文庫ほか)
  3. 『新史太閤記』(上・下)司馬遼太郎(新潮文庫)
  4. 『杏子・妻隠』古井由吉(新潮文庫)

第7回 黙説法の有効利用――黙って読者を誘惑せよ──すべてを語らないための方法

  1. 『門』夏目漱石(岩波文庫ほか)
  2. 『行隠れ』古井由吉(集英社文庫)
  3. 『ミューズ』赤坂真理(講談社文庫)
  4. 『妊娠カレンダー』小川洋子(文春文庫)

第8回 「単調」さは最大の敵だ――異なる「語り」の位相を導入する

  1. 「魔術」(『蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ』)芥川龍之介(岩波文庫)
  2. 『壁の中』後藤明生(中央公論社)
  3. 『彗星の住人』島田雅彦(新潮文庫)
  4. 『取り替え子』大江健三郎(講談社文庫)

第9回 読者を惹きこむテクニック/物語と細部――光る細部をつくるには

  1. 『イビサ』村上龍(講談社文庫)
  2. 『嫉妬』アラン・ロブ=グリエ著 白井浩司訳(新潮社)
  3. 『外套・鼻』ゴーゴリー著 平井肇訳(岩波文庫)
  4. 『生活の設計』佐川光晴(新潮社)

第10回 きたるべき小説のために──原稿用紙換算30枚程度の自由作品を書き上げる

  1. 『城』カフカ(新潮文庫ほか)
  2. 『失踪者』(『カフカ小説全集①』『アメリカ』を改題)カフカ著 池内紀訳(白水社)
  3. 『カフカ短篇集』カフカ著 池内紀訳(岩波文庫)
  4. 『モロイ』サミュエル・ベケット著 安堂信也訳(白水社)

創作エクストラコース

創作エクストラコースにテキストはありません。6回の課題には、それぞれの短篇小説のシチュエーションが書かれています。このシチュエーションに沿って原稿用紙30枚以内の短篇小説を仕上げます。

シチュエーションは、ある有名作家の掌編をモデルにしています。添削結果の返却時に、その掌編が所収されている文庫本を差し上げます。CWS創作学校の最終コース。課題図書の紹介はありませんが、謎の文庫本がお手許に届きます。お楽しみに。


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