読ませる小説を書く! 丁寧な添削指導で新人賞獲得のための小説技法を学びます。
コースの特長
創作コースでは、本校で開講された通学部創作科創作演習コースの講義をまとめた、全10回のテキストを使用。そのテキストによる課題作品を毎月提出し、当校添削講師による厳しくも懇切丁寧な添削指導を受けながら、100枚程度の作品を書き上げます。
創作ベーシックコースに比べ、より高度な技術の習得が可能です。毎月の課題のほかに、新人賞への応募を目指す作品も提出することができ、自宅に居ながらにして新人賞獲得のための小説技法を学ぶことができます。
創作コースでは、インターネットを通じて受講する「eラーニング」と、テキストや課題作品のやりとりを郵送等で行ない受講する「通信添削」の二つの受講方法があります。どちらもカリキュラムやテキストは同じです。
創作コースの受講には課題作品による選考が必要です。このページの選考のお申し込み方法をご参照ください。
※ラーニングシステムの受講にはインターネットの環境が必要です
期間
1年間・通年開講 (テキスト・課題10回/添削10回+自由作品の添削)
カリキュラム
全10回のテキストおよび課題は、本校で開講された通学部創作科創作演習コースで2002年から2年間におよび行なわれた渡部直己の講義をまとめたものです。文芸評論家であり、クリエイティブライティング・ティチャーとしても熱心に後進の指導をし、多くの逸材を育てた渡部直己の講義を、当時CWS創作学校の主任講師で『早稲田文学』編集主幹の市川真人がまとめ、補注を入れました。そのテキストは、ライブ感とともにより理解しやすいように工夫されています。
- 「作者=読者」の位置に立て
──課題:「こんな夢を見た」という書き出しの掌篇を書いてみる - 夢は「夢らしく」描け
──課題:読み手に「イヤな奴」だと思わせる登場人物を描く - 描写→読者→感情の回路
──第1回課題「夢」の作品に手を加えてみる - 登場人物の造形法I──オーバーに描け
──「雨」の降るシーンをどう書くか - 登場人物の造形法II──「衝突」の効果
──コントラストのつけかた - 登場人物の造形法III──脇役はなんでも知っている
──「心内語」のうまい使いかた - 黙説法の有効利用──黙って読者を誘惑せよ
──すべてを語らないための方法 - 「単調」さは最大の敵だ
──異なる「語り」の位相を導入する - 読者を惹きこむテクニック──物語と細部
──光る細部をつくるには - きたるべき小説のために
──原稿用紙換算30枚程度の自由作品を書き上げる
※カリキュラム等は変更になる場合がございます
自由作品の添削について
全10回の課題作品のほかに、各種新人賞へ応募するための作品についても添削指導を受け付けています。受講開始時点で受講生は添削ポイントを10ポイント有しており、原稿用紙換算100枚までの自由作品の添削指導を受けることができます(10枚までの作品の添削につき1ポイントを使用すると計算します。ただし、最小使用可能ポイントは3ポイントとしますので、1枚から30枚までの作品はすべて3ポイントの使用となります)。
このポイントは、創作コース受講中および受講有効期限から6ヵ月までは有効で、必要なだけポイントを買い足すこともできます。1ポイント=3,000円+税
対象レベル
各種新人賞の応募を視野に入れた、短・中篇の執筆経験がある、あるいは新人賞の一次予選に通ったことがあるなど執筆経験のある方にオススメのコースです。
選考のお申し込み方法
創作コースの受講には、課題作品による選考が必要です。選考料3,000円(税込み)をお支払いのうえ、「月」をテーマに、1,200字程度の作品(内容自由)にタイトルをつけ、CWS創作学校事務局あてお送りください。メールの場合は、お名前を明記のうえ、添付または本文に貼り付けお送りください。郵送の場合は以下の住所にお送りください。2週間ほどで選考結果をお知らせいたします。なお、選考料はお申し込みページからクレジットカードでお支払いいただけます。
- 郵送での送付先:〒413-0232 静岡県伊東市八幡野1283-52 CWS創作学校事務局
詳細は「受講までの流れ」ページをごらんください。
- 出願期間:随時受け付けいたします。
- 選考通知:課題作品で選考を行ない、選考結果と該当コースの入学手続きのご案内をメールまたは郵送にてお送りします。
【選考免除】
創作ベーシックコースから創作コースへアドヴァンス(進級)する場合、
選考規定を満たしていれば選考が免除されます。
選考規定:創作べーシックコースの課題全9回のうち5回以上の提出が必要です。
- 「eラーニング」では、アドヴァンスするとアドヴァンスしたコースにあわせ、受講有効期限が延長されます。未提出の課題があった場合、延長後の受講有効期限がその最終提出期限となり、創作コースを受講しながら創作ベーシックコースで未提出だった課題も提出することができます。
- 「通信添削」の創作ベーシックコースでは、未提出の課題があった場合、創作コースにアドヴァンスし受講しながら課題を提出できるフォローアップコース制度があります。
- いずれの場合も、選考免除の規定に満たない場合は、事務局までお問い合わせください。